マザーボードの載せ替えについて−その候補−
載せ替えの候補としては次のものが挙げられます。ただし実際に載せ替えたという情報はまだありません。
1.Newer Technology Power Mac 6100, 7100, 8100対応の「MAXpowr G3」 †
Newer TechnologyではPower Mac 6100, 7100, 8100対応のG3 Cardを'98年1月中旬から下旬にリリースするそうです。価格は225MHzのPPC750プロセッサを搭載したエントリーレベルのカードが500ドル前後で266MHzのハイパフォーマンスモデルは700ドル前後になりそうです。これらのアップグレードカードはただプロセッサを高速化しただけではなくPPC750の速度をサポートするための高速で大容量の二次キャッシュ(512KBまたは1MB)を搭載しています。この大容量キャッシュがマザーボード上の低速なシステム・バス・スピードを補填するので、PPC750のハイパフォーマンスの恩恵を授かれるそうです。気になるAV Cardとの共存ですが、こういう風(現在リンク切れ)になるようです。
2.Sonnet Technologies 旧モデル対応のG3アップグレードカード †
Sonnet Technologiesでは旧モデル対応のG3アップグレードカード開発が最終段階に入っており、'98年1月下旬までには出荷開始するようです。価格は1,500ドル以下になると同社では発表しています。第1世代Power Mac用PowerPC 604カードも発売するそうです。「Crescendo」の名称で発売されるこの新製品は、CPUにPowerPC 604を使用したPower Macintosh6100用カード (399ドル) は120MHz〜132MHz (システムバスのスピードに依存) で動作し、PowerPC 604eをベースとしたPower Macintosh 6100, 7100, 8100用カード (699ドル) は200MHz〜233MHzで動作するとのこと。各カードはPerforma 6110でも使用可能。キャッシュメモリが搭載されていませんが,1Mバイトの二次キャッシュカード (149ドル) が同時発売される予定だそうです。このキャッシュはアップグレードカードがなくても動作し、システムバスと同じ速度で動作するということです。
3.UMAXのTanzania II or AkiaのMicroBookPower603 †
MacPower1997年12月号に載っていたTanzania II(BLIZZARD)は、ZIFソケット式のCPUなのでCPU単体でのアップグレードが可能でPCIビデオボードも内蔵しています。しかしPCIバスのライザカードが2段式なので、高さがある(Typhoonと同じ)事とそのライザーカードにフロッピードライブの端子がある様なので、フロッピーとイーサネットはあきらめる必要があるとの情報があります。
4.PowerBookの基盤 †
PowerBook1400,2400,3400辺りなら十分早いし、最近ではPPC750のアップグレードカードの噂も出ています。ネックは搭載可能メモリで、2400で80MB ( + 64MB)、3400で144MB ( + 128MB)。さらにビデオ周りもノーマルでは貧弱です。しかしPCMCIAカードスロットに使えるビデオカード、キャプチャカードもあるのでなんとかなるかも知れませんが...。LANカードもあるしひょっとするとバッテリー駆動する6100もアリ?他にPowerBookを使う利点として電源ファンがいらなくなりすごく静かになります。キーボードとマウス、プリンター、ディスプレイの配線をなくして、光通信(?)か電波で周辺機器をつなげばという奇抜なアイデアを提案している会員もいます。しかし中古のタマ数はあっても価格が下がらないためお金に余裕がないと難しいところでしょう。