ROM SIMM
2000.12.13 更新
ROMの役割は †
ROMはMac OSやアプリケーションが利用するツールボックスや起動ルーチン等を納めている,いわばBIOSのような存在であり,容量としては4MBである.
ROMの種類 †
ROM-SIMMにはKMM264512G-12 APPLE341-0741という品番が打ってあり,これはPM71/8100シリーズとも全て共通である.
ただし
PM6100/60での ROM IDは$077Dで ROM Ver.は$A4.
PM6100/66での ROM IDは$077Dで ROM Ver.は$20
となっている.また,参考まで,
PM7100/66の ROM IDは$077Dで ROM Ver.は$A4.
PM7100/80の ROM IDは$077Dで ROM Ver.はn/a.
PM8100/80の ROM IDは$077Dで ROM Ver.は$A4.
PM8100/100の ROM IDは$077Dで ROM Ver.は$23.
PM8100/110の ROM IDは$077Dで ROM Ver.は$23.
PM8115/110の ROM IDは$077Dで ROM Ver.は$23.
と発売時期によってバージョンに違いはある.
ROMはどこにある †
PM6100/66ではROM-SIMMは正面から見て,ロジックボード上のCPUのすぐ左側のスロットに刺さっている.
ただし,そこには全く同じスロットが2つ並んでおり,1つにはL2キャッシュが刺さっている.
PM6100/60では一般にCPUに近い側にROM-SIMMが刺さっており,L2キャッシュはオプションなのでキャッシュスロットは空いたままである.
さて,スロット自体は全く同じなのでどちらにROM-SIMMとL2キャッシュが刺さっていてもかまわない.
ただし,L2キャッシュは無くても起動するがROM-SIMMは無いと起動音すらしないので,L2キャッシュ交換等の際には誤ってROM-SIMMを引っこ抜かないように注意が必要である.
なお,ROM-SIMMにはKMM264512G-12 APPLE341-0741,純正の256KBL2キャッシュには7MP6080S15M/0285 9513AAと書いてあるが,それぞれいくつかのメーカーが有るようだ.